偏差値36から共通テスト78%に部活を8月まで続けながら上げた方法
皆さん初めまして、トロイカと申します。
私は高校一年生時の偏差値が英語36.8、国語34.6でした。
証明の為に画像を貼っておきます。
高校二年生時の偏差値は↓です。
そして高校三年生時の偏差値は↓です。
そして共通テストの点数は
英語R76点 偏差値:56.3
英語L72点 偏差値:56.1
現代文80点 偏差値:58.3
古文45点 偏差値:70.9
政治経済79点 偏差値:63.4
352/450≒78.2%
という成績で共通テスト利用で成城大学の法・文芸学部、駒澤大学の経済・法学部に合格し一般受験では第一志望の美術・芸術系の大学に合格しました。
模試成績に関してはデータの整合性を取るためにほぼ同じ模試を並べてみました。
その他にも共通テスト模試等の成績もあるのですが、そろそろクドくなってくると思うのでまた後程掲載しようかと思っております。
それでは本題に入っていきたいと思います。
どうやって成績を上げたのか?
国語は夏から始めてもなんとかなる、社会はそもそも暗記だからガッ!とやる時を決めてあとはメンテナンスでいけると判断しまして、とにかくまず私は英語を上げないと話にならない、と思ったので英語に着手しました。
be動詞から始めた自分がまず偏差値40台に乗った要因の中でも最も大きいのがスタディサプリの英文法講座だと思います。
英文法を勉強し始めた時に「大岩のいちばんはじめの英文法」という参考書をやっていたのですが、イマイチ身に付いている感じがしなかったので速攻参考書を切り替えました。
これは周りの受験生を見ても実感したのですが、合わないなぁ~と思う参考書があれば速攻替えてください。
逆転受験は時間がとにかくないので質を高める為にも信用できる参考書をやりこむのが一番です。
そして大岩から替えたスタサプの講座がめちゃくちゃ分かりやすかったです!
私のように英文法を中学レベルからやり直したい人や、高校基礎がすっからかんな人こそ、スタサプの英文法講座を受けるべきだと思います。
何より理解がしやすく、「ポラリス」という英文法の問題集と直結していてインプットとアウトプットがマジでし易いです。
長文のみの共通テストでも英文法は必須事項ですし、私大なら英文法が出来るだけで得点になります。
やって損する事はありません!是非英語が苦手な人こそ英文法を極めて下さい!
単語博士にだけはなるな!
これは逆転受験生あるあるなのですが、単語を暗記する事にハマってしまい、英検準一級のパス単に手を出してみたり、速単上級やリンガメタリカなどの高難易度単語帳を覚えようとしてしまう、という人がある程度います。
正直に言って早稲田や慶應レベルでは必要ですが、まずは目先のMARCHや成成明学、日東駒専に目を向けてください。
その単語帳は果たして本当に必要ですか?
その単語が分かった所で英文解釈は出来るんですか?
せっかく手に入れた強い武器なのに自分のMPが足りないが為に泣く泣くそのスキルを眺めてるだけの受験で良いんですか?
嫌ですよね?
そう思うのならターゲット1900やシス単レベルで一旦、単語帳はお休みして長文演習や英文解釈に時間を割いてください。
その後にハイレベルな単語を覚えれば、強い武器に正真正銘なります。
因みに自分は中学英単語が全く分からなかったので、ターゲット1400から始めて1900を受験が終わるまで使い、ハイレベル英単語には手が出ませんでした。
むしろ、ハイレベル英単語に手が伸びる人は要領が物凄く良いか、英文解釈などをすっ飛ばしているかの二択だと個人的に思っています。
結局、受験英語では基礎からちょっと応用レベルの英単語+英文解釈能力が問われているのであって、ハイレベル英単語は満点潰しの設問だと思って下さい。
おすすめの英単語の勉強としては、受験勉強初めの一か月は、ずっと英単語をやってください。
100単語を一つの塊として捉えて、その塊を暗記できるまでやりこんでください。
一日に2.3塊をノルマにしてやり続ければ一か月後には大体暗記できていると思います。
その中で暗記できていない単語に付箋を貼ったりして、重点的に暗記すれば大体OKです。
二か月目からは英文法の勉強を始めて下さい。
長文は量が命
自分のように中学時代に英語をサボりにサボった人は圧倒的に英語長文を読む量が不足しています。
なので英文法の勉強を開始し始めた辺りから、高校受験レベルの英語長文問題をガシガシ解いてください。
周りは中学生の時にやっていることをやっていないのですから、絶対にやらないで抜く事は出来ません。
ですが、しっかり丁寧にやる必要はありません。
何回も解き直したり、全文和訳はしないでとにかく音読してください。
音読をする事で英語のリズムをつかむことが出来ます。
日本語をつっかえずに読めている最大の要因は、生まれた時から日本語のリズムを自然に掴めているからです。
なので英語もリズムを掴めばある程度の英語長文なら読むことが出来ます。
和訳よりも音読してください!
慣れてきたら音読しながら頭の中で訳してみてください。
英語長文が読める人は初見の長文でそれと同じ事をしているので、それを疑似体験することでコツが掴めると思います。
解釈はほどほどに
これも逆転受験生あるあるなのですが、英文解釈はやってみると面白い物です。
英語が楽しい!と初めて思ったのも自分は英文解釈をやった時ですし、大体皆さんも解釈の勉強を始めた辺りから英語がなんとなく理解できるようになってきます。
それが落とし穴なんです!
英文法も大体分かる、単語もほぼ分かる、熟語も覚えてきた、これらを組み合わせてパズルのようにして短文の英語を読み解くのが英文解釈なんです。
つまり、こればっかりやっていても長文の対策には少しパワーが足りないんです。
どういう事かと言うと、短文を正確に訳せても長文ではスタミナが持たずにドロップアウトしてしまうんです。
英語長文はある程度、スタミナが要求されます。
なので英文解釈では身に付かないパワーが必要なんです。
なのに解釈が楽しいから、解釈ばっかやってしまい、せっかく伸びる時期なのに伸びきらないで終わってしまうんです。
例えるなら、肉ばっかり食べて野菜を食べなかったから筋肉は付いたけど身長はそんなに伸びなかった、みたいな感じですかね。
とにかくバランス良く、英語長文に必要な要素を脳内に蓄えてください。
志望校対策は早めに!
貴方がどうしても行きたい志望校があるなら、受験勉強を始めたその日に過去問を見る事を強く勧めます。
何故かと言うと、その大学がどれくらいのレベルの問題を出すのか、特殊な出題は無いのか、合格最低点と比べてどの大問で何割取れば良いのか、という風に志望校までの道筋がハッキリするからです。
自分の第一志望は特殊な出題が多く、それ用に対策用の参考書が必要な程でした。
しかし、それを高2のうちに気付けていたのは他の志望者よりも有利になったと思います。
皆さんも是非周りより一歩二歩先を歩いてください。
自分なりのルートを最後に書いておきます。
一か月目
英単語のみ。
(ターゲット1400,)1900
()内は必要な人のみ
二か月目
英単語熟語
ターゲット1900 or シス単
速読英熟語
英文法
スタサプ講座(スタンダード高校英文法)
英語長文
ハイトレ1,レベル別1,
三ヵ月目
英単語熟語
二か月目から継続
英文法
関 ポラリス英文法1
英語長文
レベル別2.3
(英文解釈)
(基本はここだ!)
四か月目
英単語
継続で
英文法
関 ポラリス英文法2(+α)志望校で出る設問対策
英語長文
レベル別4,ポラリス英語長文1
英文解釈
基本はここだ!
五か月目
英単語
継続
英文法
ポラリス英文法1,2復習,志望校別対策
英語長文
ポラリス英語長文1,ハイトレ2
英文解釈
基本はここだ!+入門英文解釈70
六か月目
英単語熟語
ここら辺で英検準一級パス単や速単上級、リンガメタリカ解体英熟語等を自身の判断で追加するか検討してください。
英文法
ポラリス英文法1,2,志望校対策
英語長文
ポラリス英語長文2,レベル別5
英文解釈
入門英文解釈70
七か月目
英単語熟語
昨月追加した場合はそれをやってください。
英文法
志望校対策、出来ればファイナル英文法ポラリス1をやれれば良い。
英語長文
ポラリス英語長文2,特訓リーディング
英文解釈
入門英文解釈70の復習
+αで肘井の英文解釈難関大編
八か月目
英単語熟語
とにかく復習してここで単語と熟語をもう一回詰める勢いで!
英文法
ポラリス英文法ファイナル2と志望校対策
英語長文
特訓リーディング、過去問演習
英文解釈
ポレポレや肘井難関など自身の判断で!
ここから先は他教科の進展と相談してやってください!
ここまでルート通りに出来ればもう大丈夫です!自分を信じて!
共通テスト政治・経済2022講評
共通テスト政治経済・分析
問1
国語的問題。
落ち着いて与えられた資料からのみ読み取れる内容に合致する選択肢を選べば正解できる。
問2
地方自治について広く問われた。
住民自治と団体自治の違いや、地方分権一括法や憲法に記載されている地方自治の知識があれば正解できる。
問3
センター試験や共通テストレベルではやや高度な時事的背景を知らないと正解出来ない出題。
空知太訴訟に関しては参考書や、教科書によって記載の有無があるので国立志望は取りこぼしても仕方ないが、私大受験生はこの問よりも高度な時事問題が問われるので、確実に正解しておきたい。
問4
これから共通テスト政治経済に於いて典型となるであろう出題形式。
知識では正解に辿り着けず、与えられた資料をしっかり読まないといけない。
1と2で迷う場合はより会話の内容に近しい1を選ぶといった消去法のテクニックも問われているように見受けられた。
問5
やや難。
農業分野の詳しい理解が問われた。
近年のセンター試験や共通テストを見るに、出題の傾向として現代社会の諸課題に分類される分野からの出題が目立つ。
国内の農業の大まかな流れに加えて政策や法律の内容も理解していないと正解できない。
問6
読み取り問題。
複雑な読み取り問題が増えた中での純粋な読み取り問題だったのでこの問いは確実に正解したい。
問7
法律と消費者問題の複合問題。
2022年からの成人年齢引き下げという時事的背景を考慮して契約に関して多く問われた。
近年の出題を見るに、法律の私法刑法公法や条約等の理解に関して問われる可能性が高いので、資料集や実際の法律と絡めて正確な理解を勧める。
問8
従来のセンター試験のような知識問題。
問われている知識としてはやや難レベルではあるが、残り3つの正解の知識は平易なものだったので正解しておきたい。
問9
時事問題。
用語の説明問題は暗記すれば得点源になるので絶対に点数を取っておきたい。
この問のように曖昧な選択肢と時事的な選択肢が2択で残った場合、時事的な選択肢に賭けてみると正解出来るかもしれない。
問10
複雑な読み取り問題。やや難。
時間がかかる上に、言い換え等の表現を見抜かなければいけない国語要素の強い問題だった。
問11
用語の理解と読み取りの複合問題。
問われている内容自体は簡単なので落ち着いて冷静に選択肢を処理したい。
問12
やや易。
経済の仕組みと用語の理解が出来ていれば正解出来る。
センター試験に近い出題だった。
問13
前年度第一日程に引き続きバランスシートの読み取り問題が出題された。
このように過去問と同じような設問が出題されることがあるので、一度解いた問題は解説出来るようになるまで解き直しすることを勧める。
問題の難易度はやや難。
問14
やや易。
労働問題について問われた。
やはり現代社会の諸課題分野に関してはこれからも共通テストでは頻出になると予想されるので、徹底的な理解を勧める。
問15
市場メカニズムについて問われた。
消去法を使い、より良い選択肢を選べば正解出来る。
問16
購買力平価についての読み取り問題。
与えられた問題文を読み飛ばしてしまうと、点数を落としてしまう可能性がある。
共通テストでは何かしらの目的があって資料や問題文が付いているので、しっかり目を通しておきたい。
問17
難。
ストックとフローについて問われた。
図がややこしく、アとイは理解できてもオを選べるかというような問題だった。
言葉の意味から推測して解かせたいのか、授業で図のように教える事を想定しているのか、よく分からない設問だった。
問18
知識と読み取りの複合問題。やや難。
労働分野についての理解と、やや高度な読み取りが求められた。
こういった設問は後に残して、先に知識で正解できる設問を処理してから、ゆっくり解くというやり方が共通テストでは凡ミスを防ぐためにも良いかもしれない。
問19
知識問題。
しかし、与えられた資料が長く正解を出すのに時間がかかる。
インフレ時の物価と貨幣価値のやや深い理解が求められた。
このような設問の場合、頭の中で考えるのではなく、インフレ時とデフレ時の値段等を空いているスペースに書くと落ち着いて正解出来るだろう。
問20
やや難。
予算に関しての理解が求められた。
この設問のように少し常識的な観点で選択肢を切ることも求められている。
暫定予算と補正予算の違い、よりも会計について問われることが多いのでそちらの復習も併せて行う事も勧める。
問21
読み取り問題。やや難。
計算出来れば正解は可能だが、時間が足りない受験生にとっては捨て問であるだろう。
こういった複雑な読み取り問題を正解するためにもスピードを意識した問題演習を勧める。
問22
知識問題。
UNHCRでは国内避難民も難民扱いしている点と、1990年から10年間緒方貞子氏が日本人初の国連難民高等弁務官、アフガニスタン支援政府特別代表を歴任したこともチェックしておきたい。
問23
知識と読み取りの問題。難。
試験中に冷静に処理できたかどうかが正解のカギである。
試験会場の緊張に飲まれると処理できないであろう問題。
過去問を解く時から本番を想定した緊張感をもって取り組むことを勧める。
問24
時事的な知識問題。易。
ちりばめられたヒントを基に確実に正解したい。
問25
知識問題。やや難。
文章中から読み取れる時代背景を基に大まかな順序を把握したい。
問26
知識問題。
地方自治について問われた。
共通テストでは地方自治の分野も頻出となると予想されるので、重点的な学習を進める。
問27
読み取り問題。
この問題のように、与えられた会話文を読めば比較的簡単に正解を導くことが出来る問題があるので、しっかりと読んで欲しい。
問28
読み取り問題。
比較的簡単な読み取り問題だった。
問29
難。
問われている事は高度ではないが、確実な暗記と読み取り能力が問われた。
地方自治の財源はよく出るので、これを機会に大まかな割合を覚えるという荒業もありではないかと思う。
問30
読み取り問題。
常識的な観点からも正解可能。
こういった常識的に解ける問題でのミスは知識不足のミスよりもダメージが大きいので、とにかく冷静に落ち着いて見直しをしっかりする時間を残せるくらいのスピードを問題演習で身に付けて欲しい。
全体講評
知識問題が減り、読み取り問題が増えた。
問題演習にセンター試験の過去問は向いていないように感じられた。
知識の確認でセンター試験を使い、傾向に慣れるには模試の過去問や各予備校の出している予想問題集を使うのが適切。
そして、これからの共通テストでは資料や図とリンクさせての理解を伴った暗記という能力が求められると予想する。
よって資料集や分からない分野は検索をかけて教科書を超えた範囲にも視野を広げることで、特殊な設問に対する対応力が身に付くと思われる。
全体の難易度としてはやや難。
前年に比べるとやや易。